無料・・・いい響きですね。無料・・・皆さんお好きでしょ？でも、無料は最強の時間くい虫でもあります。人生で最も価値のあるものは、おそらく時間だと思うんです。もちろん、人それぞれ違う考え方をすると思いますが、もし自分が今持っている経験、知識、スキルを持って20代に戻れるとしたら、絶対に戻りたいと思います。年を重ねると、体のあちこちのガタがきてしまいます。少しでも体を労わろうとタバコもやめました。
でも、普段は意識しませんが、ふと気づくと「あ・・今年も過ぎた！」「あ、今日も過ぎた！」どうしてでしょう？それは、生きている時間が無料だからです。もし1時間生きるのに1万円を払わなければならないとしたら、その1時間をどう使うか考えると思います。でも、どこからも請求書は届きません。1分生きるのにいくら必要か、10分生きるのにいくら必要かということはありません。だから、やりたいことややらなければいけないことも、無料だから後回しにしてしまいます。時間を粗末に使ってしまうんです。
カイジという漫画に登場する兵藤和尊会長の名言に「命は一つしかないから大切にせよ」というのがありますが、彼は「命はもっと粗末に扱うべきなのだ」とも言っています。命や時間は永遠に続くものではありません。それでも、貴重な時間を大切にして挑戦する人は少ないです。明日があるかどうかわからないのに「明日やろう」と思ってしまうのは、危険です。明日は来ないかもしれない。」
考えてみれば二度と戻ってこないこの時間、そして考えたくはないけど確実に死に向かっているという事実。湯水のごとく・・・と言いますが、命も同じ様に考えちゃいませんか？
