なぜ行動ができないのか?

ほとんどの人が行動が遅い理由は、完璧を求めすぎているからだと言われています。例えば、必要なのはたったの1%だけだとしても、完璧を求めると誰でもできることでも手がつけられなくなってしまいます。例えば、ブログを更新するのに、タイトルと文章を「あ」と書くだけであれば、誰でも簡単に書けるはずです。そういった極論から言うと、完璧を求めなければ、誰でも簡単に動けることができます。

しかしながら、現実には完璧なものは存在しません。また、完璧な人間も存在しません。実際に、お笑い芸人のアンガールズの田中さんが結婚したというニュースを見た時、自分が女性なら田中さんに抱かれたいとは絶対思わないぞ!!って驚きました(笑)要するに、自分自身が完璧だと思っていても、相手にとってはそうでもない場合がありますし、逆に自分が完璧じゃないと思っていても相手にとっては十分に良い場合があるということです。

完璧を目指すこと自体は悪いことではありません。例えば、会社のサービスや製品を向上させることは決して悪いことではありません。しかしながら、ビジネスという観点から見ると、完璧なサービスや製品を作っても全く売れなければ、会社は倒産してしまいます。つまり、売り手の完璧よりも、買い手の完璧が優先されるということです。

多くの人は自分自身の完璧を優先する傾向があります。自分自身が満足しているかどうかを分析し、それが自分自身の完璧だと思ってしまいます。しかしながら、相手が求める完璧とは異なる場合があります。一休さんのアニメにある「気にしない。気にしない。」というセリフがありますが、実は「気にしない」と言う意味は、自分自身が気にする部分と気にしない部分を見極めるという意味なのです。ビジネス的に言えば、従業員の給料が払えない時に、「お金は天下の回りもの!」と言って済ませることはできません!つまり、ビジネスを行う場合は、売り手の完璧よりも、買い手の完璧を優先することが大切です。

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