自然治癒した僕のギャンブル依存症

ギャンブル依存症という問題を抱えているの人がいる。かつての僕がそうだった。だけど、その症状は風邪に似ていて、たまにしか出てこなかった。ただ、一度その症状が出ると、僕は普通の人よりも3倍くらい夢中になってしまい。結果として、お金は倍速で減ってしまう。若い頃振込ではなく封筒に現金で手渡しで給料をもらっていた。給料日の会社の帰りにパチンコ屋に立ち寄り負けに負けて、頭に血が上ってしまった僕は全部使ってしまったことがある。まだ、親元にいたので、なんとか生活は出来ましたけどね(笑)

依存症は、治すことよりも向き合うことが重要だ。なぜなら、依存症を無理に治そうとすると、それがストレスになる。そして、そのストレスが反発力となってしまう。バネを押し込むほど、バネは跳ね返ろうとする力を増す。つまり、依存症を無理に抑え込もうとするほど、その依存症は抑えられなくなる。

ここで僕が提案したいのは、ギャンブルで失った金はビジネスで取り返すという考え方だ。極端な例を出すと、ビジネスで成功して億万長者になり、毎月数千万の利益が出ている人がパチンコやスロットのようなリスクの小さいギャンブルをする分には、金銭的に問題は無い。もちろん、数千万や億単位の大きなギャンブルに手を出すのは別だ。だから、ギャンブルで失った金はビジネスでしっかり稼いで、自分の売上規模に合わせて適切なギャンブルを選ぶ。

問題は資金のバランス感覚だ。これが崩れると、収入が少ないのに手を出すギャンブルが増えてしまい、借金が増え、最悪の場合、破産してしまう。一方で、収入が多い人は毎日小さなギャンブルを楽しんでも、自己破産することはない。

最後に、ギャンブルが悪とは限らない。それは国が認めている行為で、自由に楽しむことができる。もし、依存症が悪だというなら、ギャンブルを認めている国やタバコを売っている国も悪だということになる。結局のところ、自己責任が問われる。

ギャンンブル依存症であっても、自分の資金量に合わせたギャンブルを選べば、自己破産することは無い。ただ、そのコントロールが難しいのが依存症の特性だと言われる。

確かに僕はかつて依存症だった。それが僕をダメな人間にしてしまったのかと問われれば、答えは「否」だ。僕はその病気のせいにしなかった。それを受け入れて、依存症と向き合いながら生きてきた。歳を重ねた今ではギャンブルの「ギャ」の字もなくなってしまった。特に強制されたわけでも、矯正したわけでもない。時が変えてくれたのかなぁ・・・。抑え込まなかったことが功を奏したと思っています。

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