「行動が遅いこと」と前頭前野の関係

脳には、前頭前野という部位があります。この前頭前野は、記憶や意思決定、注意、実行など、思考や行動の中心となる機能を持ち、脳の司令塔としての役割を担っています。つまり、リーダー的な存在なのです。いくら「まずは1人のリーダーになる!」と言われても、自分の前頭前野が鍛えられていなければ、他人のリーダーになることはできません。「意思決定」が弱い人間に、誰がついていくのでしょうか。ネットビジネス的に言えば、「え〜〜〜っと。う〜〜〜〜。恐らくなんですけど、僕の塾に入ると稼げると思いますよ。多分。。。」と言う塾長には、誰もついていかないでしょう。自分が提供できるものを提供し、新しい道を切り開くサポートやアドバイスはできるけれど、絶対に稼げるとは保証できません。それでも、「大丈夫。つべこべ言わず、俺についてこい!」と言う意思を持ち、それを相手にコミット(決定)しなければいけません。つまり、誰かのリーダーになる前に、自分自身のリーダーは、自分であることを認識し、自分自身を鍛える必要があります。

前頭前野を鍛える方法は、僕の場合は、以下のステップです。ステップ1では、思考(創造)します。ステップ2では、それを言語化します。そして、ステップ3では、文章で伝えたり、言葉で伝えたりします。特に言葉、つまり喋って伝えることが、前頭前野を鍛えるのには良いと思います。喋るという行為は、前頭前野を刺激して、思考したことを言葉にして伝えるよりも、前頭前野を活性化させる割合が増えます。そして、伝えた上で結果を出す必要があります。ビジネスならば、商品の良さをどのように話して伝えると、最大限、商品の価値が伝わるのかを、思考し、話します。そして、出た結果からまたフィードバックしていくのです。これを繰り返すことで、前頭前野は鍛えられます。

なぜお客さんの行動が遅いのか、スピードが遅いのかを観察してきましたが、稼げない人は、もれなく行動が遅い、スピードが遅いということがわかりました。その理由は、脳の司令塔である前頭前野が鍛えられていないからだと思います。多くの人は、お金を稼ぐために前頭前野を鍛えようとは思いません。だから、「月収100万稼げる方法をやれば稼げるのか?」と不安になることがあるのです。仮に「この方法をやれば月収100万稼げる!」と言う方法を発見したとしても、前頭前野が鍛えられていないと、意思決定ができず、結局は行動ができないのです。

まとめると、自分自身の前頭前野を鍛えることがリーダーになるための第一歩です。私自身も最初から前頭前野を鍛えようと思ったわけではありませんでした。ただ、常に、「なぜお客さんと私の行動スピードは違うのか?」と考えていた結果、前頭前野の重要性に気づいたのです。前頭前野を鍛える方法は、私が紹介したもの以外にもたくさんあります。ぜひ、調べてみてください。

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