2016年7月にフジテレビの深夜番組「ザノンフィクション」で放送された話題がYouTubeにアップされ、その要約をすると、主人公は38歳の自称地下アイドル、きららさんで、日雇いの解体作業員として生計を立てています。東京23区内で家賃2万9000円の風呂なしアパートに住み、主食は鳥の餌用のクズ米を食べています。
きららさんはトランスジェンダーで、24歳まで男性として生きてきましたが、38歳の時に心の性を認め、地下アイドルとして活動するようになりました。しかし、生活環境は非常に厳しく、仕事は週5日間、1日7000円で、解体作業をしています。その給料は月に14万円程度になるものの、450万円の借金を抱えており、返済が優先となっています。
この借金は、知人に貸したお金が返ってこなかったためのもので、きららさんはそれを自己責任として返済を続けています。また、解体作業中にケガをして1ヶ月働けなかったことがあり、給料は5000円に減らされ、生活はさらに苦しくなりました。その結果、ヘルスの仕事に応募するが落とされ、深夜のショーパブで働くことになったとのことです。この人物の話は非常に悲惨なもので、一方で彼の生き方や責任感は称賛に値します。
本人が夜の仕事をしているらしく、昼間の仕事に対して無断欠勤が増えたり、さらには薬を大量に飲んで自殺未遂を図るなど、心身ともに厳しい状況にあるようです。その一方で、トランスジェンダーの方として、自分の性を隠さず女性として生きている姿勢は素晴らしいと思います。仕事は大変だけど、14万円もらってご飯を食べ、地下アイドルとしてステージに立つことが自分の夢だそうです。
ただ、そこで疑問が生じるのが「自殺未遂」の部分。本当に人生に満足しているなら、そこまで深刻に自殺を考えることはないでしょう。これに対して、お金の存在感があげられます。お金は全てではないけど、お金があれば多くの問題は何とかなるでしょう。お金の重要性は認めつつも、ただお金を追求するだけが全てではないと思います。
特に日本人は、お金に対してブロックを持つ傾向がありますよね。自身の育った環境からもそういう影響を受けてきたのかもしれません。その結果、お金に対する恐怖や遠慮が生まれ、例えば給料を上げてくれと言うのもなかなか難しい、そんな経験もあります。
結局、お金は大切なんだということ、でもそれは全てを解決するわけではないということを理解することが重要です。億万長者になる必要はないけど、お金をきちんと理解し、その価値を認めることが大切ですよね。
今は、ただ会社に行くだけの働き方じゃなく、インターネットを活用して稼ぐことも可能になりました。もし、そういった働き方がきららさんにもできたら、借金返済も早く終わるのかもしれません。でも、間違った方法でお金を得て余計な借金を抱えてしまうと、困りますよね。
38歳、39歳と年齢が上がると、体力も無くなってきます。20代の働き方をずっと続けていると、体が持たないかもしれません。だからこそ、働き方や生活のバランスを見直すことが大切です。きららさんのこれからの人生、どう生きていくのか、ぜひ見てみたいと思います。
地下アイドルとして成功すればいいですが、それにも限界があるかもしれません。いくら好きなことをやっても、そのことからお金が得られなければ生活は成り立ちません。なので、好きなことを続けるためにも、収入を得る方法を考えることが大切です。
きららさんはとてもいい人で、自分が借金を返す苦しみを知っているからこそ、他人を騙すことは絶対にしないと言っています。でも、この話を聞いて、お金の大切さを改めて感じました。これからの時代、自分の力で稼ぐことや、新たな働き方を模索することは必要不可欠だと思います。今の時代、ただ会社に勤めていれば安泰、というわけではないですからね。
知り合いの会社が求人を出していたのですが、完全週休2日制ではなく土曜日も働く形式だったので、人は集まらなかったそうです。今の若者は給料よりも週休2日制としっかり休みが取れること、そして極力残業がないことを重視する傾向にあるそうです。しかしこの考え方はリスクもあると思います。もし不景気で会社の業績が落ち、退職を余儀なくされた場合、次の仕事が見つからないかもしれません。
また、別の会社では営業として入社した新人が、最初の1年間を倉庫で働くことで商品を覚えるという研修を受けました。しかしその人は最終的に倉庫の仕事が気に入り、営業に戻るのを断りました。しかし、将来性を考えると、倉庫の仕事はAIに取って代わられる可能性が高く、そこに未来はないかもしれません。
自分自身、私も58歳で、会社に雇われることは難しい年齢になっています。そこで個人事業主として自立することを選びました。これからは、インターネットやビジネススキルを学ぶことが重要だと思います。そして、もし会社員として働いていたとしても、何かあったときにすぐに対応できるスキルや知識を持っておくべきですよね。
